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君と僕の超短編集

第30章 30

あの日


ほんとは君は僕の隣にいたはずなんだ


些細なことで喧嘩した


『今日は家に帰る』

勝手にしろって…


なぜ止めなかった?

ごめんねって何故言えなかった?


明日になればまた普通に話せるって思ったんだ


明日なんて保障もなかったのに…


淋しそうに出ていく背中をただ見つめるだけだった


ごめんね…


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