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パパ、もう一度抱きしめて

第2章 恋心


「何話してるのー?はい、お茶」

そこへママが私達に、冷たい麦茶を持ってきてくれた。

「お、サンキュ」

すぐにパパはそれをごくごくと飲む。
私はパパの喉仏が動くのをじっと見ていた。


ママはT・Eに負けないぐらいの美人だ。
なのに私は童顔で鼻は低いし、全然色気もない。
なんでママに似なかったんだろうって、いつも思う。

私はパパに釣り合うような女性になりたい。
もっとパパに、私を見てもらいたいの。

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