妄想話
第5章 黄色さんが拗ねたら
再開した打ち合わせは、さっきまでとはまるで違い、意見が飛び交い、早々にコンセプトが決まった。
ふと、会話が途切れた時にスタッフが二ノに話掛ける。
「休憩中にゲームのボスキャラでも倒したんですか?」
「え?倒してないけど、なんで?」
「なんか的確な意見をくれるし、何よりスッキリした顔をしているので」
スタッフに言われ、二ノが赤い顔をして俯く。
俺達、三人でしょさんを見る。
「ある意味一番手強いキャラをやっつけたかもね。ジェラシーっていう。」
シラッとした顔でしょさんが答える。
二ノは、耳まで赤くしてまだ俯いていた。
もう少し、素直に表現してくれたら、楽なのに。二ノに言ったら
「ワタシの持ち味、消します?」と言われそうだから黙っていよう。
【終】
ふと、会話が途切れた時にスタッフが二ノに話掛ける。
「休憩中にゲームのボスキャラでも倒したんですか?」
「え?倒してないけど、なんで?」
「なんか的確な意見をくれるし、何よりスッキリした顔をしているので」
スタッフに言われ、二ノが赤い顔をして俯く。
俺達、三人でしょさんを見る。
「ある意味一番手強いキャラをやっつけたかもね。ジェラシーっていう。」
シラッとした顔でしょさんが答える。
二ノは、耳まで赤くしてまだ俯いていた。
もう少し、素直に表現してくれたら、楽なのに。二ノに言ったら
「ワタシの持ち味、消します?」と言われそうだから黙っていよう。
【終】