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妄想話

第6章 赤色さんと緑色さん@衛星中継

「ねぇーねぇーいいでしょう?俺と二ノちゃんの仲じゃん」
「どんな仲なんだよ。」

レギュラー番組の収録日。

いつもは静かな楽屋が今日は賑やか。
廊下にまで声が聞こえる。

「おはよー」
「あっおはよ。翔くん」
「おはよーございます」

「あれなに?」挨拶を交わした、智くんと松潤に聞く。

「あぁ」と言葉なく頷き、お手上げとばかりに肩をすくめる松潤。

困ったように笑う智くん。

あのー。状況知りたいのですが…

「あっ!しょおちゃん。おはよー。聞いてっ。二ノ酷いんだよ」

「酷いって、言い方。常識でしょうよ?」

俺に気付いたと同時に兄弟喧嘩?に巻き込まれる。

「なに?なに?俺、来たばっかでわかんない」
「もう二ノなんて親友じゃない」

「はぁ?別にいいですけど?」
状況が見えない上に、兄弟喧嘩?の巻き沿いを喰らい、キレそうな俺。

そんな俺を見てヤバいと思ったのか、松潤が説明する。

「なんか、今日の夜中に相葉さんが見たいスポーツの試合がBSであるんだって。でも、相葉さん家のアンテナの調子が悪くてBSが映らないと…」

松潤が説明してくれたので、大体の状況は把握できた。

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