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妄想話

第6章 赤色さんと緑色さん@衛星中継

「本当にいいの?」
期待に満ちた顔で、俺を見る雅紀。
「あぁ。いいよ。俺、明日午後からだから」

「しょーちゃんの家って人を招き入れるレベルなの?」
すかさず二ノが言う。

「倉庫状態じゃないの?」
松潤も続く。
「大丈夫だよ。しょおちゃん。自分の座るスペース位確保するから」
雅紀がフォローにならないフォローをしてくれた。
「フ、フ、フ。君たち、私も成長するのだよ。常に人を呼べる状態を維持してるよ」
ドヤ顔で答える。

「おぉー」
と歓声が上がる。

「実は、昨日掃除したばかりだったりして。んふふ。」

それまで、言葉を発してなかった智くんが言う。
…やばっバレた。

俺の表情を見逃さない二ノ。
「あれ?しょーちゃん図星?」
「今、すごいドヤ顔でしたよ?」

「でも、それがしょおちゃん」
雅紀が言ったあと、皆で笑っていた。
その時、
「盛り上がっている所、すいません。スタジオに移動お願いします。」

とスタッフが楽屋に呼びに来た。
収録が終わり、俺と雅紀は仕事終わりだったので、俺のマネージャーに送って貰うことにした。「じゃあ、お疲れ。行くぞ雅紀」「はーい。皆お疲れ」
俺達は楽屋を出た。

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