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妄想話

第6章 赤色さんと緑色さん@衛星中継

「さぁ、入って、入って」
「お邪魔します」

遠慮がちに部屋に入る雅紀。
二人の手には、途中で買い出しの為に寄ったスーパーの袋をぶら下げている。
「適当に荷物置いて」
雅紀に声をかける。
「やっぱり、昨日掃除ばっかだからすごく部屋が綺麗だね」
持ってた荷物をリビングのテーブルの上に置きながら雅紀が言う。

「家に来て、開口一番それか?」
「アッヒャヒャヒャ。ごめん。昔の倉庫のイメージが強烈だから。」
「ひでぇな。俺だって成長するぜ」
「ごめん、ごめん」

二人笑いながら、買ってきた物を袋から出す。
「何飲む?ビールで良い?」
「うん。ビールお願い」

「冷蔵庫に冷えてるのあるから持ってくるよ。適当につまみ出して、座ってて」
雅紀に声を掛け買ってきた飲み物を持ってキッチンに行く。

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