妄想話
第6章 赤色さんと緑色さん@衛星中継
あの日から、1ヶ月経った。
あれ以来、雅紀と俺のスケジュール、雅紀の贔屓しているチームの試合の放送予定を照らし合わせ、虎視眈々とその日を待っていた。
そして遂にその日が来た。
運良く、今日はレギュラーの収録。焦る気持ちを抑え、楽屋に入る。
「お早う」
既に四人は着ていた。
それぞれに挨拶を交わし、定位置に荷物を置きながら雅紀に話し掛ける。
「雅紀、今日さ…」
「あっ二ノ。今日の試合、二ノの家で見せて」俺が話掛けるのと同時に雅紀が二ノに話し始めた。
「何でよ?直ったんでしょう?アンテナ」
「そうだけど、一緒に盛り上がりたいじゃない」
「私は、ゲームしますけど?」
「いいよいいよ」
「じゃあ、ビール持ってきて下さい」
「了解。一旦、家に戻って、この間、作った餃子、冷凍にしてあるから、それも持って行くよ」
「わかりました」
何だかんだ、嫌がる素振りを見せながら、顔がニヤついていた二ノ。
あ~あ。せっかくの…。
その様子を見ていた智くんが、俺の肩を叩いた。
「残念だったね。翔くん」
「あの二人は鉄壁だから、なかなか崩せないよ」
松潤も加わる。
「いや、そんなつもりは…」
慌てて否定する。
「隠さない。隠さない。あの日、どんな楽しい事が合ったかは聞かないけど。また、機会はあると思うよ。」
「え?あの日、何かあったんですか?」
松潤がわざと聞いてくる。
「なんにもねーわ」
顔を赤くしながら否定する。
…しくった…
今度は二ノのスケジュールも確認しなくちゃな。
【終】
あれ以来、雅紀と俺のスケジュール、雅紀の贔屓しているチームの試合の放送予定を照らし合わせ、虎視眈々とその日を待っていた。
そして遂にその日が来た。
運良く、今日はレギュラーの収録。焦る気持ちを抑え、楽屋に入る。
「お早う」
既に四人は着ていた。
それぞれに挨拶を交わし、定位置に荷物を置きながら雅紀に話し掛ける。
「雅紀、今日さ…」
「あっ二ノ。今日の試合、二ノの家で見せて」俺が話掛けるのと同時に雅紀が二ノに話し始めた。
「何でよ?直ったんでしょう?アンテナ」
「そうだけど、一緒に盛り上がりたいじゃない」
「私は、ゲームしますけど?」
「いいよいいよ」
「じゃあ、ビール持ってきて下さい」
「了解。一旦、家に戻って、この間、作った餃子、冷凍にしてあるから、それも持って行くよ」
「わかりました」
何だかんだ、嫌がる素振りを見せながら、顔がニヤついていた二ノ。
あ~あ。せっかくの…。
その様子を見ていた智くんが、俺の肩を叩いた。
「残念だったね。翔くん」
「あの二人は鉄壁だから、なかなか崩せないよ」
松潤も加わる。
「いや、そんなつもりは…」
慌てて否定する。
「隠さない。隠さない。あの日、どんな楽しい事が合ったかは聞かないけど。また、機会はあると思うよ。」
「え?あの日、何かあったんですか?」
松潤がわざと聞いてくる。
「なんにもねーわ」
顔を赤くしながら否定する。
…しくった…
今度は二ノのスケジュールも確認しなくちゃな。
【終】