
妄想話
第7章 赤色さんと青色さん@デイト?
トイレを出て、智君の姿を確認する。誰かと話している様な雰囲気を感じながら近づくと、見知らぬ男性が智君に話していて、智君が返答に困っていた。
…ナンパかよ。
俺はワザと見せ付ける様に、智君の後ろから肩を抱き締め、甘い声を出す。
「お待たせ。ゴメンね」
「翔くん」
「え?友達って?」
安心した声を出す智君とは対照的に、男性は驚きの声を上げる。
「あれ?友達って、彼?」
確認する様に聞く男性に、智君の代わりに俺が答える。
「そうですけど、何か?」
「いえ、てっきり女友達かと…失礼しました。」
すごすごと男性は去っていった。
「智君、大丈夫?ナンパされたね?」
「もう嫌だ。早く家に帰ろう」
泣きそうな顔で俺に訴える。
あまりの可愛さに抱き締めたくなる。
「わかったよ。帰ろ」
ほっとした顔をする智君。
「車で来たけど、駐車場が遠いから、少し歩くよ。」
途端にまた不安な顔になる。
「この格好で街歩くの?おいら嫌だよ」
拗ね出す智君。
…可愛い…
女の子?になってるからか、
智君の行動や話す言葉が、一々可愛くて、俺の理性を壊して行く。
「これは、デートだからね。
一応、それなりのこともしないと。」
改めて、今日の主旨を説明する。
「でも、二人で歩いたらバレない?」
「大丈夫。だって、今、智君女の子だし、俺の忍び力は実証済みだし」
「はぁぁ。わかったよ。でも、途中でどこにも寄らなでね。」
「あぁ分かっよ。まっすぐ駐車場に向かうよ。」
それじゃあいいよ。とやっとお許しが出たので、歩き出す。
声を出すと気づかれる恐れがあるから、二人、無言で歩く。
しばらく歩き、そっと智君の手を取り、指を絡めて繋ぐ。
智君が恥ずかしいと抗議の顔を俺にするが、スルーして、そのまま駐車場に向かった。
…ナンパかよ。
俺はワザと見せ付ける様に、智君の後ろから肩を抱き締め、甘い声を出す。
「お待たせ。ゴメンね」
「翔くん」
「え?友達って?」
安心した声を出す智君とは対照的に、男性は驚きの声を上げる。
「あれ?友達って、彼?」
確認する様に聞く男性に、智君の代わりに俺が答える。
「そうですけど、何か?」
「いえ、てっきり女友達かと…失礼しました。」
すごすごと男性は去っていった。
「智君、大丈夫?ナンパされたね?」
「もう嫌だ。早く家に帰ろう」
泣きそうな顔で俺に訴える。
あまりの可愛さに抱き締めたくなる。
「わかったよ。帰ろ」
ほっとした顔をする智君。
「車で来たけど、駐車場が遠いから、少し歩くよ。」
途端にまた不安な顔になる。
「この格好で街歩くの?おいら嫌だよ」
拗ね出す智君。
…可愛い…
女の子?になってるからか、
智君の行動や話す言葉が、一々可愛くて、俺の理性を壊して行く。
「これは、デートだからね。
一応、それなりのこともしないと。」
改めて、今日の主旨を説明する。
「でも、二人で歩いたらバレない?」
「大丈夫。だって、今、智君女の子だし、俺の忍び力は実証済みだし」
「はぁぁ。わかったよ。でも、途中でどこにも寄らなでね。」
「あぁ分かっよ。まっすぐ駐車場に向かうよ。」
それじゃあいいよ。とやっとお許しが出たので、歩き出す。
声を出すと気づかれる恐れがあるから、二人、無言で歩く。
しばらく歩き、そっと智君の手を取り、指を絡めて繋ぐ。
智君が恥ずかしいと抗議の顔を俺にするが、スルーして、そのまま駐車場に向かった。
