テキストサイズ

大切な人へ ~second story~

第2章 新生活


今はそこに私しかいなくて
何人かがこっちを見て笑ってるのは…私の事だよね?

…恥ずかしい ごめん井川くん


休憩になってこっちに来てくれた

『ごめん手振りすぎたね…』
「うん 笑 まぁ来てくれてありがと」


怒ってなくてよかったです


少ししか話せなかったけど嬉しかったよ!
バイトの準備もしたかったしその後は私も帰った

その日の夜の彼からのメールで
週末の部活の後に会えることになった



______________

だから当日も見学ついでに来ちゃった!
朝に夕食の仕込みもしてきたし一緒に帰れるかな


私が前の場所に着くとベンチの方から
明らかに私に手招きをしてる人がいる…誰?

邪魔にならないように近づいて行くと…



『え⁉清水先輩ですか?』
「久しぶり!藍野だったんだな井川の彼女って」

このスポーツマンらしい爽やかな笑顔の人は
私が高1の時の3年で委員会長さんだった人

仕事を色々教えてもらってたんだ
そう言えば野球部…だった気もするかな?


「井川の彼女可愛いってみんな言ってたから
今度来たらマネしてもらえないか聞こうと思ってた
バイト忙しいから無理って井川言ってたけどな」

お世話になった先輩には悪いけど無理だよ
丁寧にお断りをしたら 大丈夫って笑ってくれた




ストーリーメニュー

TOPTOPへ