大切な人へ ~second story~
第3章 詩織という人
「でも美優がここでランチ食べるの珍しいね?」
私は大学にもお弁当を作ってきていたの
『昨日のバイト終わるの遅すぎて...
朝起きれなかったんだ。でも食べてみたかったしね♪』
昨日の予備校バイトから帰って来たのは夜11時...
結構大変で体が悲鳴をあげてた
でも前に詩織が食べてたこのランチが食べれて嬉しい!
かなり元気出ました
美味しくてにこにこ食べる私を
保護者のように見守ってくれる詩織は静かに食べてる
私は詩織が大好きだけど
彼女は私のこと好きで一緒にいてくれてるん...だよね?
彼女はとにかくクールだから
必要以上にはしゃいだり話したりしないの
『詩織って...どうして始め話しかけてくれたの?
私はすっごく嬉しかったし感謝してるけど』
「んー...同じ匂いがした。って感じかな」
うそだ 笑
どこが?
「昔さ...何もしてないのに同性に妬まれたり
からまれたりして 嫌な思いけっこうしたんだ
見た目のことだってわかってた。
だから美優見た時にそう思った。経験ない?」
そういう意味か...
心当たりはある
私も中学の時はそんな感じだったもん...
だから自分の気持ちも理解してくれるかもって
思ってくれたらしい
でも彼女がすごいのはその後の話しだった