大切な人へ ~second story~
第3章 詩織という人
「中学までは自分が悪いのかなとか
嫌われてるんだとか思って我慢して来たんだけど...
どう考えてもこっちは何も悪くないでしょ?」
「だから高校から逆にみんながブスなだけでしょ?って
思うようにした。八つ当たり?って
綺麗に化粧して言いたいこと言ってやった
嫉妬しか出来ないなら黙ってろ一般人が!ってね」
カッコイイです...詩織さん
「だから女から何もされなくなったけどさ
男も柄の悪いのしか寄ってこなくなってね
でもそういう奴好きじゃないんだ...
今の彼氏はね...わかってくれたの。本当の私のこと」
詩織は強い人なんだね...
当時そんなこと考えることもできなかった
いつも周りに助けてもらってばっかりだった
『私も...そんな風になりたかったな
私はずっと泣いてばっかりだった気がする』
「変わりたいならいつでも変われるよ!
絶対にわかってくれる人はいるから
美優はいい子だと思う。 でも...
私みたい言ってるのは想像できないかな」
だよね?って2人で笑ってた
でも私も変わっていきたいって思ったよ
我慢に逃げないで正直になるって大事だよね
頭ではね
わかってるんだ...