大切な人へ ~second story~
第5章 わからない
「へー!今そんなに色々やってんだ?
そんなに詰め込んで大丈夫?」
『うん!楽しくて仕方ないよ!
井川くんも頑張ってるし私も熱中したいんだ』
ふっと笑って頭を撫でてくれる
今日は久しぶりに起きてますね 笑
「ずっとろくに話も出来てなかったしごめんな
休み合わせてどっか遊びに行こうか!」
私は嬉しくってすぐ手帳を開いていた
少し先だけどやっと井川くんとの予定が書き込めた!
この手帳買って初めてなんです...
嬉しいけど
井川くんはこんなに近くにいるけど
私の心臓は通常運転に近いこと...
私は気付いていないようで
少しだけ気付いてたのかもしれない...
___________
「『よろしくお願いします』」
今日は千香ちゃんとの勉強初日
とりあえず学力を見たくて課題を出していたけど...
「...ごめんなさい」
『大丈夫だよ 笑 じゃぁ基礎からやろう!
出来るようになってくると英語って楽しいから!』
苦手って言ってた通りの結果に
千香ちゃんはちょっと落ち込んでた
でも大丈夫!私のこの頃と変わらないから 笑
私は彼女にあるものを貸してあげようって思って
次の勉強の日に持って行ったんだ