大切な人へ ~second story~
第10章 2度目の失恋
彼のくれたコーヒーは本格的な味がした
彼は私がコーヒー好きだと思ってるよね
でも私は本当は紅茶派なの
昔から母が大好きで私も好きなの
今更言えないし
少しずつコーヒーが好きになってきてる
先生はよくコーヒーの香りがしてた
それに2年の1学期の終業式の日
先生が入れてくれたインスタントコーヒーは
苦くて温かくて…
先生と同じ匂いがした
すごく嬉しかったんだ
それ以降、あの時のと同じコーヒーを
買って飲むようになったの
先生と飲んでるみたいに感じるから...
でもこのプレゼントのコーヒーは...
私にはちょっと深すぎるというか
正直いつもの方が美味しいです 笑
ごめんね
ありがとう先生
次のお休みで空いてる日を聞かれた
じゃぁその前日の夜に迎えにいくって言われた
行き先は教えてくれなかったけど
大人っぽい服で来てねって言われた
多分デートに連れてってくれるのかな?
それともこの前みたいに予想を裏切るのかな 笑
どちらにしても嬉しかった
先生は私の王子様みたいな人ですね
結構ロマンチストなとこも好きです