大切な人へ ~second story~
第12章 新しい朝
「全部美優に決めさせてばっかりで苦しかったね?
俺がちゃんとこう言えばよかった...」
『うぅん。私も勝手に1人で考えてばっかりで...
本当の気持ち隠したりしてた。
嫌なことは嫌だって言えばよかった...』
私たちは似てる
自分を責めてばっかりで
相手のことばっかり考えてて
悪い方にばっかり考えて
「だからこれからは
1つ1つ確認しよ?ちゃんと伝わってるかって
自分の気持ちも確かめながら...ゆっくり考えよう」
うんうんって何度も言って抱きしめ合ってた
やっと繋がった気がした
やっと晄人さんの心が見えた気がしたの
嬉しい...でも
『ちょっと痛いよ晄人さん 笑』
少し愛が強かったです
でもこんな風になんでも言うから...
だから私の一番大切なものをください
『晄人さん...笑って?』
私の大好きな晄人さんの笑顔
見つめた瞳はすごく潤んでた...
だんだんその距離が縮まっていって...
初めての時みたいな
優しいキスをしてくれた__