大切な人へ ~second story~
第13章 目を背けてきたこと
もっともっと聞きたかった
私も全部彼に伝えたかった
でも今日は時間切れ
私は明日の塾の準備をしなくちゃいけない
家の事も全然出来てない...
ずっと一緒に居たいねって言ってたら
じゃぁここで住む?ってすんなり言ってくれる
嬉しいけど大学からちょっと遠いかな?
彼は名残惜しそうに送ってくれました
部屋着はそのまま帰って部屋に置いといてって
今度行ったらそれ着るからって
なんだか信じられない...
幸せ過ぎてこわいよ 笑
でも今度こそうまくいく気がする
手を取り合えた気がするの
でもね...
晄人さんとの時間で
認めなきゃいけないことがあったの...
私の...気持ち
自分の心の中のずっと目を背けてた場所だった
私の一番汚い所...
私は...自分に言い訳してただけで
ずっとずっと彼を...