LIFE
第7章 I miss you
二人とはお店を出たところで別れた。
これからデートかな?
俺は、この後の予定もないし、どうしたものかと立ち止まって、あの人にメールをした。
『今、なにしてんの?』
しばらくすると震えた携帯に足を止めて中を見る。
『暇してた。
てか勉強してたら疲れた。』
ふふ。
『ちょっと寄っていい?』
『いーよー。
あ、悪いけどなんか飲み物買ってきて。』
『了解』
俺は足取り軽く目的地へと急いだ。
ピンポーン
「おう。いらっしゃい。」
「翔ちゃん、こんなんでよかった?」
俺は適当に炭酸やコーヒー、お菓子の入った袋を渡しながら中へ入る。
「悪いな。お、これ食べたかった!」
めざとく見つけたコンビニスイーツにテンション上がった、この人に心の中で、よっしゃ、とガッツポーズ。
「頭使ったら甘いの欲しくなるよねー。」
「そーそー。
よくぞわかってくれた。
ありがと、和。」
くしゃっと頭を触られて、俺は顔が赤くなってないかと不安になり思わず顔を背けた。