
LIFE
第7章 I miss you
「先客がいたから、どうしようかと思ったけど相葉さんだったから…。」
よく見ると手にはゲーム機を持ってる。
「びっくりした。ここ、よく来るの?」
「時々…」
「…そ、そーなんだ。
俺も…。」
なんか…沈黙…
えーっと。
俺が次の言葉を探してると…
「もう起こそうかと思ったんだけど…よく寝てるし…。
俺はゲームしてるだけだから…
時間がきたら起こそうかと思って…。」
一生懸命、説明してくれるから。
「ありがとう。」
「…いえ。」
俺はようやく動いて二宮くんのゲームを覗いた。
「あ、これ俺もやってる。」
「マジですか?」
「今度一緒にやろ?」
「はい。」
にこっと笑った顔がまた可愛いこと。
「そろそろ行こっか。」
「はい。」
お尻をパンパンして立ち上がる。
歩き出してしばらくすると俺の後ろを歩く二宮くんが俺の背中を払ってくれた。
「ありがとう。」
「いーえ。どういたしまして。」
また笑ったから俺もつられて笑う。
なんか…居心地いいなぁ。
