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LIFE

第7章 I miss you



バッティングセンターも楽しかった。

『楽しかった。また行こうね。』

二宮くんから届いたメッセージ。

『うん。楽しかったね。
また行こうね。』

俺も返信。

携帯片手に今日のことを思い出してた。

二宮くん、バッティングセンスかなりよかったな。

あんなちっこくて華奢な体でガンガン打ってたし。

それより…

頭の中に残るのは…

バッティングセンターに行く前。

待ち合わせた校門。

二宮くんの姿が見えて駆け寄ると他に二人いて。

イケメンと呼ばれるであろう風貌の。

上級生だとわかったから頭を下げた。

「翔ちゃん。
この人が相葉さん。」

「君が相葉くんかー!
和がいつもお世話に…?
ハハッ、それも変か!
とにかく、ありがとう。」

爽やかに豪快に笑ってるそばで二宮くんはなんだかしおらしく、はにかんでて。

……

「相葉です。
こちらこそ…仲良くして?
させて?
もらってます!」

もう一度深々と頭を下げた。

「いやいや。堅苦しいの無しね。
櫻井です。これからもよろしくね。
あ、こっちは大野。
俺らのこともよろしくねー。」

「どーも。大野です。
よろしくー。」

この人も可愛らしい優しい空気。

二人ともモテるだろうなぁ…なんて思った。

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