LIFE
第7章 I miss you
それから日を開けずに櫻井さんと大野さんに声を掛けられて、二宮くんと松潤と俺は土曜日の部活が終わってから、みんなでファミレスに寄った。
「今度、試合が最後になるのか?信じらんない。引退だよ?」
「ホント。嘘みたいだね、早いね。」
「それから受験勉強の日々かー。」
「俺も翔ちゃんいなくなったら部活行くのやだな…。」
櫻井さんと二宮くんの会話に大野さんが尋ねる。
「試合って、いつ?」
「今度の日曜日かな。」
「俺、観に行く。
松本くんと相葉くんも空いてたら行かない?」
俺と松潤は顔を見合わせて頷く。
確か今度の土日は顧問の都合で部活はフリーだったはず。
バスケ部はもう引退試合が終わってたから今ゆっくりで。
松潤たちと自主練でもしようかと話してたところだった。
土曜日みっちりやって日曜日はオフにしてもたぶん大丈夫。
同じ学校の試合の応援なら尚更。
「日曜日、大丈夫だと思います。行きます。」
俺たちの返答に、大野さんは、よかった、と一言。
みんなで連絡先を交換した。
「翔ちゃん、緊張すんね。」
「お…う…マジで。
今から緊張してきた。」
櫻井さんの顔を見てみんなで笑った。
学年も部活も違うのに。
話す間合いや、みんなのなんともいえない雰囲気。
前からの連れみたいに5人でいるのが楽しく感じた。