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LIFE

第8章 I miss you *海*



「ごめんね。」

「?…なにが?」

「俺のおもりになってる。」

「ふふふ。全然。
てか、おもりも楽しい。」

「…バーカ。」

俯く仕草もなんか可愛い。

手持ち無沙汰なのか俺の腕のところを意味もなくトントンと指で叩いてる。

「二宮くんは?
少しは楽しい?」

「うん!」

そっか。

それはよかった。

「じゃあ、ちょっとだけ泳いでみようよ。」

「えーっ。」

「大丈夫。俺もいるし浮き輪もあるから。」

「そうだよね。
俺も久しぶりに泳ぎたいかも。」

前向き発言に嬉しくなってると、威張って話し出した。

「悪いけど…
俺、泳ぐの上手いよ。」

「ほんとにー?」

「ほんと。
海が好きじゃないだけ。」

そう言って浮き輪の中へ沈んだ。

「ぷはっ。」

俺の横に出てきたから手を差し出すと犬かきしながら浮き輪を掴む。

「ちょっと見ててよー!」

少し泳いでからまた俺のところへUターンして帰ってきた。

「おー。上手い、上手い!」

「でしょ?」

えへん、って顔をして。

「翔ちゃーん!」

翔ちゃんに手なんか振っちゃって。

翔ちゃんたちも手を振ってくれたけど、一旦休憩か、バナナボートとかやるのか、浜へ上がっていった。

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