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LIFE

第8章 I miss you *海*



海の家で食べるラーメンや焼きそばって、なんでこんな美味しいんだろー。

モリモリ食べながらみんなの同じ感想。

ゴザの上に少し寝っ転がって気持ちよくて眠くなったけど、お客さん来るかもしれないから出ないとね。

ごちそうさまでしたー

元気よくお礼を言って。

「ビーチバレーしようぜ。」

「いーねー。」

みんなで輪になってやる。
慣れてくるとラリーが続いて楽しいし白熱して。

途中で遠くに飛んでったビーチボールを拾う松潤に話しかけるギャル。

逆ナンっぽい。

適当にかわして戻る松潤。

「ナンパされた?」

大ちゃんが訊いた。

「うん。
ゲットした方がよかった?」

ううん

みんな首を振る。

ホントなの?

俺は今は全く必要ないけど。

「俺はナンパしてくる女の子ってだけでチョットないな。」

松潤は真面目だ。

でも確かにそう思うよ、俺も。

「グイグイ系じゃないかわいい子に俺から行きたい!」

そう言ってボールを打つ松潤。

「俺も!」

「だね。」

翔ちゃんも大ちゃんもボールを打ち返しながら言う。

「だねー。」

なにそれ。

取って付けたように言う二宮くん。

でも俺もそれに乗っかった。

「だねー。」

空の青とカラフルなボールのコントラストに、夏だねー、って思う。

青春だねー、って。

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