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LIFE

第9章 I miss you *隠す*



ある日の昼休み。

裏庭へ行くと、いつも相葉さんがしてるみたいに寝転んだ。

あ、気持ちいい。

目を瞑るとホント数秒で睡魔に襲われた。

寝返りを打った時に目が覚めた。

やばいやばい。

すげぇ寝入ってたよ。

すぐに起き上がるのも嫌で、
周りを見渡すと俺の横には同じように寝転んでる相葉さんの姿があった。

でも目が開いてるから、
なんなの、この人?…

「いつからいたの?」

って訊いた。

「ちょっと前。」

「ちょっとって?」

「ちょっとは、ちょっと。」

「俺、爆睡してた?」

「してた。」

「起こせや。」

「いや。気持ちよさそうだったよ。しかも珍しいなぁ、って。」

こんな調子。

「ふふふ。」

「…なに?」

「相葉さん、面白いね。」

「なんも面白くないよ。
お前の方が面白い。なんで笑った?」

この人がね。

彼女に手を出さないんだね。

ね?それはどうして?

意味があるの?

ただ奥手なの?

別れようとしてる?

聞きたいことはいっぱいあるけど。

聞けない。

聞きたいような、聞きたくないような。

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