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LIFE

第15章 見つめていたい〜秘密の場所〜



「ずっと見てました。

ずっと…」

「……」

「僕…

相葉さんのこと…

ずっと…

…す、好き…」





「ほんと!?」

「…ほんと。」

あーもー!

抱きしめてもいい?

きょろきょろと周りをうかがって二宮くんの手を引っ張った。

「!

だめ!」

「ごめん!」

一瞬だけで体を離す。

「人が来ます。」

「はい。
ごめんなさい。」

真っ赤な顔をしたふたりで思わず吹き出した。

「信じられない。」

「それは僕のセリフです。」

スタスタと歩き始めた二宮くんの後を追いかける。

「もう今日はキャパオーバーです。」

「そうだね。」

それでもまだまだ言い足りないし確認したい俺。

「二宮くん。
好きだよ。」

隣りの二宮くんに言うと、

「好きです。
大好き。」

こちらは見ないで言った二宮くんをまた抱きしめたくなるのを必死で堪えた。

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