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LIFE

第2章 サヨナラのあとで 〜瞳〜

グループの仕事も個人の仕事もスケジュール通りにこなして。

ふたりの仕事がまわってきてないから、なんとかなってた。

でもやっぱり当たり前だけどそれはやってきた。

仕事…仕事…

自分に言い聞かせる。

にのと目を合わせたのはいつぶりだろう。

カメラマンの人の指示にそって顔をくっつけて写真を撮る。

…ドキドキした。

必死で普通にしてニコニコ笑う。

次のカットへと移動する時、手を引っ張って立たせてくれた。

……

さりげない優しさ。

そういうとこ、

大好きだった。


にのに抱きつくポーズで写真を撮る。

にのの感触、
にのの匂いだ。

そんなことを思っていたらカメラマンの人から注文されてもっとくっつく。

……

嘘でしょ。



にののお腹や腰に手を回した時にびっくりした。

ハッキリわかる程、

痩せてた。

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