LIFE
第17章 見つめていたい〜新しいキャンパス〜
* n eyes *
それからしばらく僕は学校でチヤホヤされる日々。
潤くんが出来る限り側にいてくれたし、自分でも一過性のものだと判断してたから少しの我慢と腹をくくってた。
遠巻きに見てる人がほとんどだったけど中にはラブレターを渡す人や、告白してくる人も。
すごく不思議だった。
僕が眼鏡のボサボサ頭でも告白してきたかな?
ううん。
あんな地味な目立たない僕にはきっと誰も相手にしなかったはず。
「それでもにのがすごく可愛い、カッコいいって知られたのはよかったかも。」
僕の愚痴みたいな発言にちゃんと潤くんが相手にしてくれる。
「なにがよかったの?」
「にののすごいのがわかったか!、って。自慢かな?俺は知ってたって。」
優しい潤くんは今日も元気をくれる。