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LIFE

第17章 見つめていたい〜新しいキャンパス〜



* a eyes *


「今日はお客さんが多い。」



「さっき、にのが来たよ。」

適当にイスに座ってたダランとしていた俺はガバッと身を正す。

「なにしに?」

「なにしに…って。絵を見に来たのかな?俺に会いに来たのかー?」

微かにニヤニヤして見えるその顔はなんなんだ。

「…へぇ。」

「たまに来るよ?」

「マジ?」

知らなかった。

そんな親しくなってたなんて。

「前はね、相葉ちゃんの絵を見に来てた。あれ結局、文化祭に出すことになったじゃん。」

「あぁ。」

「そん時はよく来てたし…
あれ嫌そうだったな。」

「…どうして?」

「多分、相葉ちゃんがモテるからじゃない?」

え…

「実際、あの後モテたでしょ?」

そう。

文化祭の後、チラホラ告白されてた。

その時は二宮くんの野◯タのことで頭がいっぱいで悪いけど適当に断ったんだよ。

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