LIFE
第17章 見つめていたい〜新しいキャンパス〜
二宮くんが。
俺の絵、そんな風に見てたなんて。
それを知った途端、なんともいえないくらい嬉しい気持ちになった。
二宮くんも俺と同じことを思ってたんだ。
俺が二宮くんを野◯タに出場させたくなかったのと同じ。
他の人に見せたくない。
誰にも知られたくない。
自分だけのものにしたくて。
ずっと隠しておきたいような。
そういう思いが常にあったから。
俺ってちっちゃい…って自分でも呆れるけどこればっかりはしょうがない。
多分これからも変わらないと断言できる。
二宮くんに会いたいな、って思ってたところにメールが届く。
なんてタイミング。
『相葉さん?
今日、帰り時間大丈夫?
公園で待ってるから。』
二宮くんからの誘いに胸がトクンとなったのがわかった。