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な…なにっ…


どうしたの！？


「そんな驚く？」


うん


頷く俺を見て二宮くんも恥ずかしそうに両手で顔を隠した。

「この前はごめんなさい。
傷つけてごめんなさい。」

「二宮くん…」

「嫌いに…なった…？」

小さく小さくしぼんでいく姿にいたたまれなくなって。

嫌い？

そんなことある訳ない。

「嫌いになんかならない！」

「…ほんと？」

「ほんと！
わかるでしょー。
俺が二宮くんにメロメロなの。」

「…」

「俺ばっか好きなんじゃないかって…」

「僕の方が好き。」

あ…やられた。

「僕の方が…」

まだ自分の方が好きだと力説しようとする。

可愛い。

可愛くて仕方ない。

二宮くんの肩に手を置いたらやっぱり、ビクッとした。