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LIFE

第18章 つかまえたい!



俺の中の天使が勝ったのか…


唇を離せたのが自分でもすごいと思う。

はたと冷静になってそんなことを考えながら下敷きになってる二宮さんを見た。


どうした?


そう言ってるみたいに目をじっと見つめられて思わずそらしてしまった。

二宮さんの上で、その身体に触れようとしていた手を引っ込める。

俺が退こうとしたのに気づいた二宮さんが俺の腰のあたりを掴んだ。

「ごめん、すっげー悪いと思ってんだけど…」

「…はい?」

「ちょっとつき合って?」

「は?え?」

上半身を起き上がらせて俺の頬を撫でると再開されたキス。

「無理?」

「へ?」

「俺と…ヤれない?」





「いや…その…」

「ちょっとごめん。」

二宮さんの手がそろりと俺のを触ってニヤけたのは心当たりがあるなんでもんじゃないよ。

反応してる、俺のムスコ。

「いけそうだね?」

まあ、いけるか、いけないかでいうと間違いなくいけるけど。

なんか引っかかる。

すげー引っかかる。

そんなモヤモヤが残るのを消し去る勢いで二宮さんが手早く俺のベルトを外してパンツの中に手を突っ込んだ。

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