LIFE
第19章 つかまえたい!〜scene2〜
唇に舌が入り込んで本日はじめての深いキスに頭がぼーっとしてきた。
まさにクラクラするという表現がぴったり。
「ん、んっ、」
「…二宮さん、」
官能的なキスの応酬が続いて息継ぎがもったいないくらいに夢中で追いかける。
だけどその唇も舌もいつまでも留まってはくれず俺の首筋をひとしきりまさぐった後、鎖骨をなぞって胸へと移動した。
Tシャツは捲り上げられて露わになった胸を這う唇。
相葉くんのに目線を送るとさっき見た時より大きく膨らんでいるのが確認できて、とてつもなく嬉しい気持ちになった。
できる、とは言ってたけど本当に男で勃つのか心配だったし。
俺が触ってないのにこんななったのか。
キスだけで?
俺のこと好きなんだ
改めて実感する。
「どうしましたか?」
気が散漫した俺に声をかけるから、
「嬉しい、って。
嬉しいってのも変か?」
相葉くんのをさらりと撫でた。
一瞬、恥ずかしそうにした後、それを隠すように俺の身体に向き直る。
まだ柔らかい乳首を一度ぺろりと舐めてから口に含んで吸われたら、弓なりに持ち上がった身体。
「ぁ、あん、」
「ここ、好き?」
「…んっ、うん、」
こぼれ落ちる喘ぎは喜びに満ちて我慢しようなんて少しも思わなかった。