
LIFE
第22章 つかまえたい!〜scene5〜
俺のって。
確かに二宮さんがそう言った。
嬉しくて嬉しくて。
「二宮さん?
俺、もっともっと口説かなきゃって意気込んでたんですよ?」
ふふふ、って笑う声が聞こえた。
やっば。
可愛いすぎる。
後ろから覗き込んでボタンを外していく。
ひとつ外しては頬にキス。
くすぐったいのか、いやいやするみたいに首を振る。
でも首を振ったあと必ずスリって頬を寄せる。
そんな仕草にも、きゅんきゅんと締めつけられる胸が痛い。
最後のひとつを外してスルリとシャツを脱がすと横向きに差し出された上向きの唇に吸いついた。
「ん…」
柔らかい感触に心はさらわれる。
そのまま手のひらで胸を撫でてから小さく可愛い粒を弾く。
「ぁ、」
小さな声が聞こえて、くにくにと摘むとビクビクと震える身体。
うなじを愛撫して、耳たぶを甘噛みして、首筋から肩に唇を移動させていく。
「相葉く…」
「はい。」
「シャワー、」
「…いいです、シャワー。」
「でも、」
ごちゃごちゃ言ってるのを黙らすために顎を掴んでキスした。
長いキスをして、
「シャワーはいらない。」
「…」
「いいですよね?」
「…うん。」
もう、“うん”しか言わないな。
今度は俺が、ふふふ、って笑った。
