LIFE
第22章 つかまえたい!〜scene5〜
「ぁ…ぁっ…」
二宮さんの小さく喘ぐ声に気を取られて、
「え?あっ、」
慌ててる俺の手のひらには生暖かい白濁が。
宣言通り。
それをまじまじと見てると、
「…見るな。」
え?
今度は何?
ティッシュで拭って二宮さんにキスしたら泣きそうな声で告げられた。
「触らないで。」
え?
次から次に拒否られる。
「ムリです。」
やっと反論して。
「イヤです。」
追加で意思表示。
「二宮さん…?」
二宮さんはとうとう顔を両腕で隠してしまった。
「俺、なんかおかしい。
全身が…
相葉くん…」
二宮さん…
ずっと我慢してたからかな。
「二宮さん…
触ります。
俺だって、
ずっと我慢してたんだから。」
俺の言葉に納得してくれたのか、
「ちょっと待って、」
そう言われて、待てない、って言おうとしたけどあまりにも切羽詰まってる感じに少し動くのをやめた。
しばらく待ってから首筋に吸いついてみる。
「ん…」
その漏れ溢れる声は感じてるだけだと思うから。
「二宮さん、
大丈夫?
怖くないですか…」
様子を見ながら胸やお腹、内腿にまで唇で辿って、その度に敏感にビクビクと反応する身体に少し可哀想にさえなってしまう。