LIFE
第29章 ぼくのたからもの
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まーくんにふざけて覆い被さる。
しょっちゅうやってる俺たちのスキンシップ。
和「おんぶー。」
雅「おまえ、おもっ!」
すぐ手が動いてしっかりおんぶした。
重い重いとわめいてるのに俺を落とさないようにしてくれる。
俺にもしてくる。
俺より背が高くなってきたから、ちょっと笑えるけど。
「あんたたち仲良いよね。」
友達や家族に言われて、そう、って平気で返す。
時々、もう中学生なんだから、ってたしなめるように言う人もいるけど関係ない。
俺のまーくん。
ぎゅーって抱きついてる手足に力を入れたら、くすぐったかったらしくゲラゲラ身をよじる。
それでもまとわりついてると俺の髪の毛をくしゃくしゃにして、まーくんが微笑んだ。