別れ道 ~同窓会の夜~ SA
第2章 2 翔
俺は高校時代から雅紀が好きだった。
自分が女の子に興味を持てないのは早くから気付いていたが、かと言って男を好きだとも感じたことは無かった。
でも、それはただ単に好きになる奴と巡り逢えなかっただけで…
高2の時、バスケ部の試合で活躍するあいつを見たとき、胸がどきん、と鳴るのを感じたんだ。
額の汗がきらきら輝き、綺麗なレイアップを決めた後のあいつの笑顔…。
豪快なダンクを決めるでかくてゴツイ奴の方がずっと目立っていたけど、俺はあいつの綺麗なフォームから弧を描いてボールがゴールに吸い込まれる様子に見とれてしまった。
その日から、「相葉雅紀」は俺の初恋の相手になったんだ。
自分が女の子に興味を持てないのは早くから気付いていたが、かと言って男を好きだとも感じたことは無かった。
でも、それはただ単に好きになる奴と巡り逢えなかっただけで…
高2の時、バスケ部の試合で活躍するあいつを見たとき、胸がどきん、と鳴るのを感じたんだ。
額の汗がきらきら輝き、綺麗なレイアップを決めた後のあいつの笑顔…。
豪快なダンクを決めるでかくてゴツイ奴の方がずっと目立っていたけど、俺はあいつの綺麗なフォームから弧を描いてボールがゴールに吸い込まれる様子に見とれてしまった。
その日から、「相葉雅紀」は俺の初恋の相手になったんだ。