別れ道 ~同窓会の夜~ SA
第1章 1 雅紀
「はアッ、…」
なんで、なんでこうなってるの???
その頃俺はまだ最後までの経験はなかった、ウブだったからね。
ぜんぜんモテなかった俺だけど、高校の時 一度だけラブレターを貰った事が在って、しばらくその子と付き合ったんだけど、キスまでしかいけなかった。
もちろん健全な高校生男子、ヤリタイ盛りのはずだけど、俺はその中ではわりとオクテというか、最後まで進むのは自然の流れに任せればいいや…、なんて考えてた。…だからフラれたのかな?その子は卒業したら北海道の大学へ進学することに決め、…俺はどうする事も出来ずに、すぐに自然消滅してしちゃったんだ...。
だからキス自体も久しぶりだったし、裸の身体への愛撫、と言うのはその時が初めてで、…翔ちゃんの掌や指の感触、舌が絡まる気持ちよさに…めまいがするほど酔いしれてしまった。
で、でも、男同士だよ?翔ちゃん!
「待って、待ってよ…」
「何で?俺のこと嫌い?好きな子いるの?これ...、気持ちよくない?」
「え…、翔ちゃんのことは好きだよ、それに好きな子もいない…けど。俺達男同士だもん、ダメでしょ…」
「なんで男同士はダメなの?雅紀、感じてるだろ?」
「う…、なんで、って…」
なんで、なんでこうなってるの???
その頃俺はまだ最後までの経験はなかった、ウブだったからね。
ぜんぜんモテなかった俺だけど、高校の時 一度だけラブレターを貰った事が在って、しばらくその子と付き合ったんだけど、キスまでしかいけなかった。
もちろん健全な高校生男子、ヤリタイ盛りのはずだけど、俺はその中ではわりとオクテというか、最後まで進むのは自然の流れに任せればいいや…、なんて考えてた。…だからフラれたのかな?その子は卒業したら北海道の大学へ進学することに決め、…俺はどうする事も出来ずに、すぐに自然消滅してしちゃったんだ...。
だからキス自体も久しぶりだったし、裸の身体への愛撫、と言うのはその時が初めてで、…翔ちゃんの掌や指の感触、舌が絡まる気持ちよさに…めまいがするほど酔いしれてしまった。
で、でも、男同士だよ?翔ちゃん!
「待って、待ってよ…」
「何で?俺のこと嫌い?好きな子いるの?これ...、気持ちよくない?」
「え…、翔ちゃんのことは好きだよ、それに好きな子もいない…けど。俺達男同士だもん、ダメでしょ…」
「なんで男同士はダメなの?雅紀、感じてるだろ?」
「う…、なんで、って…」