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第13章 記憶

「うん。真啓♪」

お互い慣れなくて気恥ずかしかった。

「おい。ふたりで何いちゃいちゃしてるんだ?飯を食べようぜ。」

真啓パパがぬっと顔を出した。

「お父様…何度も言うけど…。」

「わぁご飯だって♪真啓家のご飯は何だろ…早く行こうっ!」

あたしは真啓の腕を引っ張った。真啓の兄弟も一緒にご飯を食べた。真啓のママもパパも忙しいので、いつもお手伝いさんが作るらしい。とっても美味しかった。

「お前人の家に来て、ご飯2膳もお代わりするか?普通。」

空があたしを見て呆れた。

「自分達だって、2膳食べてるじゃない!!」

あたしは食べることが大好きだ。

「横に太って、真啓に嫌われるぞ。」

空が意地悪く笑った。

「真啓く…真啓は、あんたみたいに性格悪く無いからそんなこと言わないもーん。」

あたしは大きな口で、黙々とご飯を食べていた。

「空くん…お願いだから僕を引き合いに出すのは止めてよ。」

真啓が恥ずかしそうに言った。

「誰かさんは色気より食い気だね。」

夏がボソッと呟いた。

「あーあ。そりゃ真啓大変だわ…頑張れ。」

真啓のパパが笑うと空と夏が笑った。

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