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第14章 ファースト・ダンス

俺は思わす声を出して笑った。パパがひょいとテーブルの下を覗いた。

…おっと…いけね。

パパが大きな手で俺を抱き上げた。

「トーフは風邪でも引いたかな?」

…あーどちらかと言えば、俺はトーコさんが良いんだけどな。

――― ニャーニャー。

俺はトーコさんの方を向いて鳴いてみた。

「あらトーフは私の所に来たいの?いらっしゃい。」

…しめしめ。

トーコさんは俺をギュッと抱いてくれた。

…うん…クッションが効いて心地が良いぞ。

「華さんも夏さんも頭ごなしに叱っては駄目よ。私に暫く任せて頂戴。」

「お母さんに任せると無茶なことをするから心配なのよ。」

ママが眉を顰めた。何故がパパとダディは顔を見合わせて笑っていた。それを見てママが何よ?とふたりと見据えた。

「recklessは、あなたと春さんのミドルネームだよ。」

ダディとパパが声を出して笑った。

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