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第18章 花火大会

「春さん!見てっ。ユウヤがまた遊びに来て下さいですって!」

皆がそれぞれ部屋で寛いでいる時に、そのメールが届いた。

「あらホント。じゃぁぜひまた一緒に行きましょうね。」

家では、手伝いなんてしないけど、あたしは春さんが居る時は、お料理を教えて貰っていた。

「リツも誘って良いって聞いたら、良いよだって♪だから、3人で時間が会う時に一緒に行って♪ママは絶対駄目って言うだろうから。」

春さんは、鮭の南蛮漬けを作りながら笑った。

「はいはい。判ってます。でもね、華さん。トーコも、ガクさんもガミガミ煩いけれど、華さんのことを心配してるのは判るわよね?」

「う…ん。」

「それだけ判ってれば、わたしは何も言わないわ♪」

春さんはそれ以上は何も言わなかった。

「あたしだって判ってるの。パパに酷い事言っちゃったって。あんな悲しそうな顔をしたパパを見た事が無かったもの。」

春さんは、全員分のお昼をてきぱきと準備しながら聞いていた。

「謝らなくっちゃいけないって判ってる…でもあたしは、もう子供じゃ無い。あれも駄目これも駄目って言って欲しくないの。」

あたしはお皿を棚から出して並べた。

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