テキストサイズ

+* ゚ ゜゚ *Classmates* ゚ ゜゚ *+

第27章 健全なお付き合い

「でもね…いざという時には助けてくれる大人が必要よ?あなたまだ未成年でしょ?黒田さんに頼めないような困ったことがあったらわたしに相談するのよ?いい?」

春さんは相変わらずの世話好きだった。

「はい…判りました。」

俺は素直に従うしかなかった。

「さぁてと♪これからはガクさんと静さんに挨拶ね。残念だけど、空くんの印象は良いけれど、ユウヤとしてのあなたの印象は余り良く無いようね?」

…言いにくいことをズバズバと。それだけ俺が春さんに信用されているということなのか?

俺は苦笑するしかなかった。

「そうですね…。ライブの後の昏睡事件もありましたし。」

「ほんとはどちらも同じなんだから、きっと大丈夫よ。」

春さんはにこっと笑って俺の背中をバシバシと叩いた。

…痛い。

俺はやはり不安だった。


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

ストーリーメニュー

TOPTOPへ