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第29章 あたしの知らないみんな

「こうしてると安心するから。添い寝して?」

あたしが緊張で動けないでいると、5分もしないうちにユウヤは寝息を立て始めた。ユウヤの顔が近くにあるけれど、暗すぎて何となく判るぐらいだった。クーラーが効いた部屋でユウヤの温かい胸の中でお昼寝。

…なんて贅沢なの♪

ユウヤの甘い香りに包まれてあたしもいつの間にかウトウトしていた。きゅうにきつく抱きしめらめて目が覚めた。

――― ぱちっ。

…あっと…どこだっけ?

真っ暗な室内でじっと考えた。身体をゆっくりと起こそうとすると強い力で止められた。

「本気で寝てたでしょ?警戒心なさすぎ。」

…あ。そうかユウヤとお昼寝してたんだ。

「だって温かくて気持ちが良いから。」

あたしが上目遣いでユウヤをみた。

…綺麗な長いまつ毛。

形の良い唇の端がくいっとあがって意地悪そうな顔をした。

「俺を誘ってるの?そんな顔して。」

「誘ってる…て…何を?」

起きたばかりで頭が働かない。

「こーゆーこと。」

あたしはユウヤに組み敷かれて長いキスをされた。

「…んっ…んんっ!!」

…!!!!!

Tシャツの裾から大きくて温かい手が入って来るのが判った。その手はブラの上からあたしの小さな胸をすっぽりと包んだ。

…ちょ…ちょっと待って。

その手はやわやわと胸全体を這いまわった。

「ん…んん。」

あたしは、暴れた。大きな体を押し返そうとしたけれどびくともしなかった。激しい口づけを続けるので、あたしは息が苦しくなってきた。

「ぷはぁっ…ちょっと…ユウヤ?待って…。」

ユウヤは、あたしの手を頭の上で片手で固定した。

「男の力を甘くみちゃいけないよ。」

――― びくん。

ユウヤの手が、あたしの胸の先をブラの上から摘まんだ。

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