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第29章 あたしの知らないみんな

「あっ。」

ユウヤ舌が首筋からつつつーっと鎖骨まで降りて来た。甘く強い刺激の次には、ぞわぞわと鳥肌が全身に立った。

「気を付けないとこんなことになっちゃうよ。」

――― びくんっ。

再び先端が摘ままれた。

…怖いのに…嫌じゃない。

混乱している頭とは裏腹な反応を身体がしていた。

―――― どきどきどきどき。

…心臓が…勝手に…。

Tシャツが託しあげられて、あたしの自慢にならないブラに包まれた小さな胸が露出した。

「ユウヤ…ちょっと…待って?」

暗闇の中でも見えている筈。

「うん。じゃぁ待つ。」

「えっ?」

「このまんま眺めてる。」

ユウヤ静かに言った。キラキラとした眼であたしを凝視していた。

「そ…それも恥ずかしいよ。」

――― パッ。

「はい。おしまい♪」

ユウヤは、あたしのTシャツを直し、体の上から降りた。

…えっ。

「余りにも華が無防備だからちょっと虐めちゃった。」

あたしは大きく息を吐いた。

「びっくり…しちゃった。」

胸が未だにドキドキして収まらなかった。

「だって華が俺を煽るんだもん。煽られた振りをしてみた。」

ユウヤは、ベッドから起き上がり、Tシャツを着た。

「華のお陰でよく眠れたよ。ありがと♪じゃぁ行ってくる。」

そういってあたしを抱き上げ、抱きしめ、キスをした。

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