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第31章 どっちがホント?

「あっ…あっ…。」

身体の芯から沸き立つようなざわめきが増していく。

「大丈夫…俺が見ててあげるから。」

空があたしを優しい眼で見守っていた。

「空…怖い…あん…駄目ぇ~。」

――― びくん。びくん。

あたしのからだは、快感で引き延ばされて、意識は真っ白な世界に支配された。疼く下半身がまるで自分のものでは無いような気がした。

「はぁ…はぁ…はぁ…。」

そして現実へと引き戻され、けだるさだけが残っていた。

「初めてなのに…凄いね。とっても可愛かった♪」

空は痛いほどに抱きしめると、つるりとあたしの中から、指を抜いて、きらきらと液体で光る長い指を見せた。

「こんなにいっぱい。」

空はそれを躊躇無く舐めた。

「いやだっ。そんなの汚いよ。」

ちゅっちゅっと音を立ててあたしに見せつける様に舐めとる姿も素敵だった。

「汚く無いよ?華のだもん。」

空は優しく微笑んだ。

…空もこんな顔をするんだ。

ユウヤでは良く笑うけれど、空が学校で笑った顔をみたことがない気がする。

「次は俺の番♪」

…えっ。

するりとズボンを脱ぐと、そこには大きくてグロテスクなものが、お臍にぴったりとくっついていた。あたしは思わず目を逸らした。

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