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第33章 助っ人

仕事の後、Rinとマネージャー、俺と黒田で食事へ行った。ミーナに対する悪口でマネージャー達は盛り上がっていた。

「今日はホントに助かりました。」

Rinは、撮影が終わりホッとしたのか、無邪気な笑顔を見せていた。

「ありがとうございます。」

小太りの男性マネージャーが汗を拭きながら俺にお礼を言った。

「あんなことしょっちゅうあるの?」

マネージャーとRinが顔を見合わせた。

「いや…ただ毎回だと大変だなぁと思って。」

「もうある程度のことは慣れました。」

オレンジジュースを飲み乍らRinが言った。

「今度の曲の件なんだけど…共同作業ってことで、作詞か作曲どちらかをRinがやるってのはどう?もし無理なら俺が作っても良いけど。」

「いいえ大丈夫です。わたし作曲するんで、ユウヤさんが作詞をして下さい。」

Rinは、スランプだと言っていたので、あまり無理強いはしたく無かった。

「判った。1週間後ぐらいで良いかな?曲調はRinにお任せするよ。」

こんな事は初めてだったが、楽しそうな企画だ。

「あの…もし宜しければ、一緒に作りませんか?その方がメールでやり取りしたりするより良いような気がします。」

「確かに…その方が早いね。そうしよう♪」

黒田と俺は、スケジュールを確認して、スタジオで会う事を約束した。


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