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一途とは

第3章 不思議

駅から塾までは大体2分。
2分だが、5分位…いや、もっと経っていた気がした。


二人ともずっと黙ったまま。
うんともすんとも言わない。

もしかしたら、その時の勢いで付き合い

その時の勢いで許してしまったのかもしれなかった。

とか、考えていた。






いきなり立ち止まった。



かと思うと、隣の私の唇を早く摘みとった。



とても慣れているようだった

中に入ってきた。

拒否はできなかった。


これでもかという位なめ回され、若干強ばった






終わると


「…じゃあ」



と言って去って行った。





私もどうしていいのかわからなかった



本当に好きなのか?好きではなかったらなぜ付き合った?

なぜ今のも拒否しなかった?





とても自分が分からなかった






だって…








初めてだったんだもん








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