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一途とは

第3章 不思議

何だか感覚があるんだか無いんだか分からないような足取りで塾に到着した


自習室の空いてるブースを見つけると、ころんと座りぼーっとしていた


すると

「あ」

誰かから声をかけられた

「びっくりしたー…吉岡tか…笑」

吉岡tとは、生物を教えてくれる先生で、比較的カッコいい体格をしていて顔は普通。手が女子みたいにすごくきれい

山口tの仲間


すると突然

「誰?あの男。彼氏?男と遊んでる暇なんてないでしょ」

?????????

マジで??
見られた??

いつだ?…いつ??いつだ…!

こんな成績悪いのに彼氏いるなんて知られたら…


「え、何で…笑」

「さっきそこで見た」

「………いや、ちょっと笑」

「どうしたの??まさか合宿でできたんじゃないよね?」


意表を突かれてしまった!
ゲームオーバー!!!

「…!」

「図星かよ~
合宿で何してきてんの笑」


必死の言い訳。

「いや、…あっちから告ってきて…」


「はぁ~?何してんだよ笑」


「……ごめんなさい笑」

それから5秒位の隙間

長く感じる。

「……ところで、生物分かんないところある??」

「………今のところ無いです……」


「あ、そう。了解ー」


去って行った…



……マジか~~!



拡散されるぅぅぅ~

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