sugar-holic2
第10章 忘れていた『約束』《倉田side》
すると、何故か苛立ったような顔で起き上がると
「もう…そういうのはいいから」
その途端、手を引っ張られた。
「え…」
軽い衝撃と共に。
気付いたら、ベッドに倒れ込んでいて、それと同時に、柔らかいフローラルの香りに包まれた。
慌てて起き上がろうと手を付くと、背中に手を回されて、力強く抱き締められる。
こんな風に有無を言わさず抱きつかれたのは初めてで、思わず動きが止まってしまう。
「抱き枕。寝るまででいいから」
そんな事を言いながら、胸に頭を押し付けられた。
甘えられるのは、正直嬉しい。
最近はこんなに近くにいられる事も少なくて…
シャンプーかスタイリング剤のフローラルの香りさえも、この人を感じて愛おしい。
抱き枕、ね。
仕方ないな。
アンタが寝付くまで、側にいてやるよ。
「もう…そういうのはいいから」
その途端、手を引っ張られた。
「え…」
軽い衝撃と共に。
気付いたら、ベッドに倒れ込んでいて、それと同時に、柔らかいフローラルの香りに包まれた。
慌てて起き上がろうと手を付くと、背中に手を回されて、力強く抱き締められる。
こんな風に有無を言わさず抱きつかれたのは初めてで、思わず動きが止まってしまう。
「抱き枕。寝るまででいいから」
そんな事を言いながら、胸に頭を押し付けられた。
甘えられるのは、正直嬉しい。
最近はこんなに近くにいられる事も少なくて…
シャンプーかスタイリング剤のフローラルの香りさえも、この人を感じて愛おしい。
抱き枕、ね。
仕方ないな。
アンタが寝付くまで、側にいてやるよ。