sugar-holic2
第12章 その為の計画
日が暮れてきて、空が赤く染まり始めている。
湯けむりも太陽の光を浴びて、薄紅色に色付いて…
そんな中で。
倉田くんの髪からポタリと滴が垂れて、頬から顎を伝って湯槽に落ちた。
「アンフェアって言葉、知らない?」
う…っ!!
このシチュエーションはマズイよ。
普段より数倍色気を増してるんだけど!?
濡れた肌の倉田くんに見惚れてしまう。
ドキドキと高鳴る心臓を押さえると、タオルをシャワーの前に置いた。
「じゃあ、自分で洗えば!?」
無理無理!!やっぱり無理だよ!!
赤く染まった顔を見られないように、急いでお風呂場を後にしようとすると
「何だよ。背中流してくんないんだ」
え!?
その声に、足が止まってしまう。
ぼそりと呟かれた声は、何だか寂しげで…
ゆっくりと振り返ると、湯槽に浸かったまま頬杖をついて私を見上げる倉田くんの視線とぶつかった。
「いいですよ?自分で洗えない訳じゃないし」
そんな…拗ねたような口調で言わないでよ。
湯けむりも太陽の光を浴びて、薄紅色に色付いて…
そんな中で。
倉田くんの髪からポタリと滴が垂れて、頬から顎を伝って湯槽に落ちた。
「アンフェアって言葉、知らない?」
う…っ!!
このシチュエーションはマズイよ。
普段より数倍色気を増してるんだけど!?
濡れた肌の倉田くんに見惚れてしまう。
ドキドキと高鳴る心臓を押さえると、タオルをシャワーの前に置いた。
「じゃあ、自分で洗えば!?」
無理無理!!やっぱり無理だよ!!
赤く染まった顔を見られないように、急いでお風呂場を後にしようとすると
「何だよ。背中流してくんないんだ」
え!?
その声に、足が止まってしまう。
ぼそりと呟かれた声は、何だか寂しげで…
ゆっくりと振り返ると、湯槽に浸かったまま頬杖をついて私を見上げる倉田くんの視線とぶつかった。
「いいですよ?自分で洗えない訳じゃないし」
そんな…拗ねたような口調で言わないでよ。