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sugar-holic2

第14章 違う声が聞こえる

仕事から離れた、非日常な場所じゃないと落ち着けないのは知ってるから。

労いの意味も込めて、のんびりして欲しくて…。

「リフレッシュって何を?」

「何をって…気分転換?ストレス解消…とか…」

「ストレス、ね」

顔が見えなくても、どんな表情なのか、その口調で分かる。

きっと苦笑いを浮かべていて…でも、目は笑ってない。

「そんなもの、望んでない」

湯槽の縁に手を押し付けられたまま、握る力を強くされて

「いた…っ!!」

思わず呻くと、アソコに当たってる倉田くんのモノが動いて…

あ…入っちゃう…?

私の入り口に添えられたモノの熱さと硬さに、お腹の奥がきゅんと収縮する。

倉田くんが体を前に倒すから、自然と私の背中を覆い被さるようになった。

背中いっぱいで倉田くんの体温を感じて。

切なくて、苦しくて…でも、幸せで。

こんな気持ち、セフレなんかには感じないよ。

「俺が欲しいのは」

倉田くんが言いかけた途端

「うわー!!すっごいー!」

無邪気な子供の声が響いた!!

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