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sugar-holic2

第17章 借りは返す主義だから

想いを込めて友紀を見上げれば、指先で顔にかかった髪を直されて

「もっと」

「あ…っ!!」

浴衣の帯に手をかけられた。

「俺にしか見せない姿、見せろよ」

結び目をほどかれて、弛んだところで襟元を寛がれる。

「そんな…あぁっ!」

合わせ目から手を差し込まれ、素肌を撫でられて…

ほんの少しの刺激にも敏感に反応してしまう。

そんな反応に愉しそうに目を細くすると

「今まで待たされた分、我慢きかないから」

「んっ…!!」

胸から徐々に下に向かう手の動きがもどかしくて体をくねらせると、友紀が耳元で囁いた。

「もっと俺を欲しがって…」

ぞくん、と体の奥が震える。

「ひゃ…っ」

耳を唇でなぶられ、リップ音を立てられて。

ぞくぞくと湧き上がる快感に体を竦めようとすると

「逃げんな」

唇を塞がれ、さらなる刺激を与えられる。

気持ちよくて力が抜けてくたりとなってしまうと、帯を完全にほどかれて

「俺無しじゃいられないくらい、俺を好きになれ」

そして、浴衣の合わせ目を開かれた…


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