sugar-holic2
第20章 おまけ~その後の二人~
「でも、部門で一課に負けちゃったのは悔しい!」
個人部門では友紀が一位だったのに、部門ごとでは稗田課長が率いる一課がトップだった。
口を尖らせて悔しがると、友紀がワインを注ぎながら
「仕方ないですよ。二課はイベントメインだから」
分かってるよ。一課と二課では扱ってる内容が違うって。
だけど…
「うん…でも、せっかく友紀が頑張ってくれたのに」
「そう思ってくれるだけでも満足ですよ?」
…うん。
「来期も頑張ろうね」
「当然」
もう一度乾杯をして、ワインを口にする。
…うん、美味しい。
グラスも素敵だし、ますます美味しく感じるな。
顔を綻ばせていると、友紀がグラスの縁を指で弾いた。
「所で、このグラス…買った?」
あ…気付いたか。
私が食器類あんまり持ってないの、知ってるもんね。
「あ、これは、平谷さんの結婚式の引出物」
「…カタログギフト?」
「うん。なかなかオシャレじゃない?」
個人部門では友紀が一位だったのに、部門ごとでは稗田課長が率いる一課がトップだった。
口を尖らせて悔しがると、友紀がワインを注ぎながら
「仕方ないですよ。二課はイベントメインだから」
分かってるよ。一課と二課では扱ってる内容が違うって。
だけど…
「うん…でも、せっかく友紀が頑張ってくれたのに」
「そう思ってくれるだけでも満足ですよ?」
…うん。
「来期も頑張ろうね」
「当然」
もう一度乾杯をして、ワインを口にする。
…うん、美味しい。
グラスも素敵だし、ますます美味しく感じるな。
顔を綻ばせていると、友紀がグラスの縁を指で弾いた。
「所で、このグラス…買った?」
あ…気付いたか。
私が食器類あんまり持ってないの、知ってるもんね。
「あ、これは、平谷さんの結婚式の引出物」
「…カタログギフト?」
「うん。なかなかオシャレじゃない?」